シスアドはどんな資格だったのか

シスアドとは?

シスアドとはどんな資格なのか

シスアドとは、初級システムアドミニストレータ資格の略称のことで、初級システムアドミニストレータの上の資格に上級システムアドミニストレータ資格がありました。

この2つの資格は2008年に上級システムアドミニストレータ資格の試験が終了して、初級システムアドミニストレータ資格の試験は2009年に終了しています。

シスアドの代替資格として、ITパスポート試験があります。

シスアドは、コンピュータシステムの管理者や情報システムを構築する技術者などが取得する資格として知られています。
基本的に、シスアドの資格を持つ物は、企業などのコンピュータシステムの運営や管理といった業務を行う者が持つ資格という位置づけになっています。

また、シスアドは情報処理技術者試験のなかでは入門的な位置づけの試験でもありました。
他の情報処理技術者試験の資格取得難易度としては比較的簡単で、年間に10万人が受験することもあった試験です。

試験の内容は、午前と午後の部に別れており、試験の範囲は、ビジネス関連からコンピュータの基礎、システムの運用管理に関する問題、さらにネットワークに関する問題が出題の範囲に含まれています。

情報処理技術者試験に分類されることからIT系の企業で活躍する人に必要な資格と思われることが多いですが、コンピュータの基礎を含むことから、IT系以外の業種でもシスアドの資格保有者の優遇などがありました。

国家公務員や地方公務員の採用条件にシスアドの資格保有が含まれることもあるなど、認知度の高い資格のひとつです。

しかし、初級システムアドミニストレータ資格はあくまで初級、基本的な知識に限定されているため、より高度な技術職に就職を希望する人は、シスアド以外の他に情報処理技術者試験の資格を複数受験している人も多かったです。

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