サイバーセキュリティについて学べる資格

シスアドとは?

サイバーセキュリティを学ぶには?サイバーセキュリティの資格はある?

サイバーセキュリティを学ぶには?サイバーセキュリティの資格はある?

インターネットを楽しむ際に、自分の情報が流出したりしないようにするという基本的な自衛をおこなうことや、ウイルス等に感染してデータが壊されたり改変されたりしないようにすることをサイバーセキュリティといいます。

つまりサイバーセキュリティとは、安心してインターネットを利用するために必要な対策を指します。

サイバーセキュリティは3つの要素があります。

それは

  • 情報の機密性が守られること
  • データの完全性を確保されること
  • 継続稼働ができること
です。

サイバーセキュリティを図書館の管理者の業務に例えるのなら、利用者の会員証を作り、借りる権利を得ないと利用できないように定め、本に落書きをされたり、勝手に持ち出されないように見張ったりして図書館を正しく開館し続け、利用者が困らないようにフォローすることです。

サイバーセキュリティを学ぶと、安心してネットを使うことはもちろん、仕事に役に立たせることもできます。

経済産業省でも、日々巧妙化しているサイバー攻撃に対して警告を行っており、サイバーセキュリティ対策推進のための「サイバーセキュリティの経営ガイドライン」が発表されています。
改訂の度に更新されますので、定期的に確認してみてください。

参考:サイバーセキュリティ経営ガイドラインと支援ツール



簡単にできるサイバーセキュリティの基本

サイバーセキュリティを学ぶ第一歩として、サイバー攻撃からデータを守るためにできる、簡単なサイバーセキュリティの基本を紹介します。
サイバーセキュリティを学ぶことは、現代社会において非常に重要なスキルの一つです。
初心者でも理解しやすい簡単な内容を中心に、サイバーセキュリティに関する基本的な情報を紹介します。

ウイルス対策ソフトの導入

ウイルス対策ソフトは導入するだけで、自分のパソコンやスマートフォンのセキュリティレベルが上がります。
ウイルスが侵入しないように、ファイアウォールなどを自動で構築してくれるため、サイバーセキュリティ環境を整えるのならまずはこうしたウイルス対策ソフトの導入がおすすめです。


IDとパスワードの管理

IDとパスワードとは、会員サービスを受けられるサイトや、通販などでつくることがほとんどです。
これらのIDとパスワードは、できれば同じIDとパスワードにしないようにバラバラにしましょう。
もし、IDとパスワードが流出していしまった場合、被害が最小限になります。


ソフトウェアの更新

スマホもパソコンも、そのOSを日々更新しています。
この更新作業は、ときに面倒に思えるかもしれませんが、マメに更新しておいた方がよいでしょう。
ウイルス等のサイバー攻撃を防いだり、本体の不具合などを解消してくれたりします。



サイバーセキュリティに関連する資格

サイバーセキュリティを学ぼうと考えたりサイバーセキュリティに興味を持ったりした際は、資格の取得を考えてみませんか?
ITの知識は、自己研鑽だけではなく、就職にも転職にも有利です。


SPREAD情報セキュリティサポーター能力検定主催

SPREAD情報セキュリティサポーター能力検定主催:一般社団法人セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)

受検対象者:誰でも

SPREAD情報セキュリティサポーター能力検定とは、情報セキュリティ対策推進協議会(SPREAD)が、パソコンやインターネット利用者をサポートする人材育成するための検定です。合格すれば、SPREAD情報セキュリティサポーター資格が取得できます。
パソコン周りのことや、インターネットの仕組みなど、基本的なことを誰かに教えられるようになればOKで、サイバーセキュリティについては、迷惑メールの対応方法など時事的なセキュリティに関する設問も出るようです。
易しめの内容で、オンライン受検ができるので取得しておいて損はないでしょう。上位資格のマイスター検定もあります。


情報セキュリティ管理士主催

情報セキュリティ管理士主催:一般財団法人全日本情報学習振興協会

受検対象者:誰でも

情報セキュリティ管理士とは、安全にコンピュータを活用するために実践的な情報セキュリティ知識をもつ人材を育成することを目的とした試験です。情報セキュリティの総論の他、コンピュータ利用上の脅威と対策を中心に出題されます。
ネットワーク攻撃対策や電子媒体不正利用対策が学べるので、企業の情報システムを担う人材を目指すなら取得しておきたいでしょう。合格率も毎回40〜50%ほどですので、よくテキストを読み込めば合格は難しくありません。


情報セキュリティマネジメント試験主催

情報セキュリティマネジメント試験主催:独立行政法人 情報処理推進機構

受検対象者:誰でも

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティを計画運用し、己が属する組織の情報セキュリティの確保に努め、脅威から守るために必要な基本的なセキュリティスキルを認定するための試験です。
出題はコンピュータの基礎理論やセキュリティ関連の技術理論から、企業と法務などの範囲までと幅が広いため、すでに実地でシステムエンジニアとして働いている方は、力試しとして受検する方も多いでしょう。
難易度は比較的易しいとされていますが、実は年々合格率が下がっています。近年の高度なサイバー攻撃などが出題に影響を及ぼしているのかもしれません。


情報処理安全確保支援士試験主催

情報処理安全確保支援士試験主催:経済産業省

受検対象者:誰でも

情報処理安全確保支援士試験は、サイバーセキュリティ分野における国家資格です。先述した情報セキュリティマネジメント試験の上位試験でもあり、合格すると情報処理安全確保支援士と名乗ることができます。
情報処理安全確保支援士には、政府や研究機関等と連携し、サイバー攻撃から日本を守る役割が期待されているため、試験内容の難易度は比較的難しく設定されています。とはいえ、合格率は20%ほどありますので、何度か挑戦すれば取得も夢ではありません。
また、セキュリティ分野だけではなく、経営戦略や企業活動などの広範な知識分野の問題も出題されます。


セキュリティエンジニアの業務内容

サイバーセキュリティに関連の仕事に就きたいという方は、このセキュリティエンジニアの働き方について気になるのではないでしょうか。
セキュリティエンジニアとは、サーバーの構築や運用・保守を担当するエンジニアのことをいい、セキュリティに配慮したシステムを設計・運用し、サイバー攻撃を防ぐための調査や対策を行う仕事です。

セキュリティ対策の設計と実装

セキュリティ対策の設計と実装は、組織の情報を保護するために重要な業務です。
企業が実装しているシステムに対してセキュリティ診断を行い、脆弱性を評価し、ネットワークやサーバー機器などにセキュリティ対策を施します。ネットワークの運用や管理を理解しなければいけませんから、資格が重視される業種と言っても過言ではないそうです。


運用・保守

セキュリティ対策が有効であるよう運用・保守業務を行うのもセキュリティエンジニアの仕事です。
日常的に運用するために、適切に実装されているか定期的にテストし、問題が発生した時は即座に対応したり、新たな脅威に対応するために改良を行ったりします。
これらの作業は、サイバー脅威から安全であること(組織の情報システムとデータが適切に保護されていること)を維持するために重要です。

参考:サイバーセキュリティNEO

サイバーセキュリティ知識は社会人としても必須スキル

個人が自分のパソコン内やスマートフォン内のデータを守るために、こうしたサイバーセキュリティの知識をつけるのだけでは、もったいないです。基本的な知識は、社会人としても必須スキルですし、サイバーセキュリティに明るい人材は、どこの企業でも求められています。
そしてサイバーセキュリティの基本を学び、資格を取得できたのなら、ぜひ社会に貢献してみましょう。組織的なサイバー攻撃から企業を守る一員を目指してみてもよいのではないでしょうか。




Copyright (C) シスアドとは? All Rights Reserved.